アイカツ!ブロマイド研究所

筐体アイカツ!のブロマイドに関する事を主に書いていくブログ 曲はカテゴリーから探すことをオススメします。

アイカツ!シリーズにおける色ちがい、同型ドレスの歴史

なにかをコレクションするゲームにおきましてはアイテムやモンスターの色ちがい、同じ型、というのはある種のお約束のようなものだと思います。

さてアイカツカードにおきましてもそれは例外ではありません。

 

アイカツ!時代における色ちがいカード

 

…というよりアイカツにおいて色ちがいの存在は切っても切れない関係です。

 

というのもアイカツカードは筐体以外にも…

  • ちゃお、ファンブックといった関連書籍 
  • おかし、おもちゃ、ゲーム
  • アパレル
  • パック、ジャンボカードダス
  • コラボ(弁当屋やピザ等)
  • CD,DVD
  • etc…

の付録にカードがついており、そういったカードのほとんどは既存のカードの色ちがいが収録される事が多いからです。(もちろん新カードもあります。(あとは再録))


f:id:Hiduki:20200416074354j:image f:id:Hiduki:20200420072935j:image f:id:Hiduki:20200420072952j:image

カードリスト2013より拝借。おそらく初の色ちがいカード(2012/10/30発売アイカツデータカードダスグミ収録)

原種は黒のジャケットであり色ちがいと共にアニメにも登場。

 

グミや書籍の付録に色ちがいカードをつけるという方式はスターズ、フレンズ、オンパレードになっても変わらず続いております。

 

さてこの色ちがいカード、楽しみかたとしてはあくまで受け手次第としか言えませんが「原種の黒より青の方が似合っている、好み」「2人プレイの時に使うことでユニット感を楽しむ」といった印象の違いを楽しむことが出来るのではないでしょうか。

稼働初期にはオファーするシステムがマイページに登録するといった手順が必要でしたが、スターズ2年目以降はオファーしたアイドルのコーデを自由に出来るので、後者の楽しみかたは手軽に出来るようになったと言えるでしょう。

 

同型ドレスの存在

さて色ちがいの他にも似たような立ち位置のアイカツカードがあります。

こんな経験はないでしょうか?集めたアイカツカードを眺めているうちに「このカード、さっきみたような…」といったデジャヴのような感覚になるような。

同じシルエットで、色だけでなく模様、属性が異なるアイカツカードをこの記事では「同型ドレス」と呼びます。


f:id:Hiduki:20200422074149j:imagef:id:Hiduki:20200422074159j:image

ほぼ色ちがいのカード、名前の共通している部分が「スカート」しかないので「同型ドレス」と分類。


f:id:Hiduki:20200422074907j:imagef:id:Hiduki:20200422074915j:image
f:id:Hiduki:20200423065912j:image
f:id:Hiduki:20200422074925j:image

↑よくよくみると裾の形、リボンが宝石に、といった変更があるカード。

それぞれライブパート、OPに登場(更にファーがストールになっている。)

 

ちなみにコーデ一式丸々流用ではなく新しい一式の中のボトムスのみ流用といった形です。

この同型ドレスは2014後半~2015年初期あたりから登場してきましたが存在が目立ち始めたのは2016年3弾からではないでしょうか。

プレミアムをのぞくレアカードのほぼ全て別のブランドからの同型ドレスでしたので、ラインナップの発表後Twitter上では原種と画像を並べたツイートがでてきました。


f:id:Hiduki:20200426115917j:image
割合はこれまでで一番多いものの全てではなく新規もある。

 

なぜ同型が生まれたのかというと身も蓋もない言い方をしてしまえば労力を削減するためではないでしょうか。

たくさんのドレスがあるのだからなんらかのアレンジで再利用することでデザインやモデリングにかけるコストを削減したかったのではないかと思います。

 

さてこの同型ドレスの楽しみかたは色ちがい同様、「キュート原種の模様よりこちらのセクシーにアレンジされたドレスの方が似合う」「ユニットの属性の違いを表現できる」だと思います。

また、あくまで主観ですが模様や細部のディティールの変更により同型でも原種との違いを見比べる、といったデザインを楽しむこともできるのではないでしょうか。

 

 

カード化されない色ちがいカード

スターズの解説をする前に少し変わった立ち位置のアイカツ!ドレスを紹介いたします。

プリズムサイバーグラフィックワンピの色ちがいと3DSゲーム「2人のmy princes」に登場した星座ドレスの色ちがいです。
f:id:Hiduki:20200425124034j:imagef:id:Hiduki:20200425123857j:image
f:id:Hiduki:20200506203844j:imagef:id:Hiduki:20200426120021j:image

3DSは別としてプリズムサイバーグラフィックワンピの色ちがいは筐体にも登場していたのですがカードにはなっていないため使うことが出来ませんでした。

モデリングまでありつつもカード化されなかった珍しいカードです。

後の3DSのソフトでのオリジナルのドレスはQRを画面に表示し筐体でも使えるようになりました。

 

スターズ1年目における色ちがい、同型ドレス

アイカツ!アイカツスターズ!へシリーズを移行しカードは印刷式へ代わり「ドレスメイク」というシステムが生まれ仕様が大きく変わりました。

  • ノーマルカード…各属性毎に3通りの型と模様、2通りのワンポイントアクセ(チェーンやリボン等)がありステージ中に取得した型や模様を組み合わせて好きなカードを排出。
  • レアカード…3種類の色がありステージ中に取得した色を排出。

ざっくり言うなら自分の好みで好きな色や型を選びカードを作り出すというシステムです。

このコラムではあくまでカードに焦点を絞りたいのでゲーム全体のシステムについての説明は省略しますが、現実としてはカードの総数の多さや、その他の問題でそこまでこのシステムを使いこなせていたユーザーは、いなかったような気がします。

f:id:Hiduki:20200426205039j:imagef:id:Hiduki:20200506214116j:imagef:id:Hiduki:20200506214211j:imagef:id:Hiduki:20200506214226j:imagef:id:Hiduki:20200506214235j:image

この時代のプロモーションカードは色ちがいというより模様違いがメインでした。いうならば第4の模様といったものです。

レアドレスはアイカツドレスチャームという商品に色ちがいのQRがつきました。(シューズのQRはファンブックに付属しました。)

f:id:Hiduki:20200426205757j:image

ちなみにプロモーションのみのレアカードもいくつか存在し、それらも筐体で色ちがいを排出できました。

 

レアカード、プレミアムでは過去のカードとの同型ドレスはなかったと思いますが(一弾につき一つくらいはあるかもしれません)ノーマルカードはアイカツ!時代のカードと同型ドレスがありました。

 

スターズ2年目以降における色ちがい、同型ドレス

スターズ2年目「星のツバサ」シリーズからはドレスメイクが廃止され、それまで同様の決まったカードを排出し、プロモーションには色ちがいをつける方向に戻りました。

 

(追記)

期間限定のイベントやプレイしたときのボーナスとしてプレゼントボックスに入れられるカードが登場し、その弾に登場したカードの色ちがいが採用されていました。

フレンズ以降もシステムは採用されましたがそちらは新規、もしくはなんらかの同型ドレスです。

 

長年続けているファンも増えてきたため同型ドレスの存在が少し目立つようになりました。

(少々体感的に同型ドレスが増えたかなと思いますが、明確なデータがわかるまで控えます)


f:id:Hiduki:20200506210357j:imagef:id:Hiduki:20200506210330j:image

14年の初登場、15年のアレンジからもう一度セクシー、さらにクールへとアレンジされてきた。ちなみに4属性全てにわたりアレンジされたカードは無い(と思われる)

 

さて同型ドレスについてですが、悪い言い方をすると使い回しなので批判があったりします。

結局感じ方は人それぞれなので良い悪いは決められないし、筆者自身も最初はあれ?と思っていたのに眺めていくうちに慣れていったので中途半端ですがこの章はここで終わらせておきます。


f:id:Hiduki:20200510102357j:imagef:id:Hiduki:20200510102525j:image

使い回しを心の臓が張り裂ける!ととるか中世のゴシックファッションが騎士をイメージしたデザインにアレンジされた事を実に興味深いととるかは人の自由。



総括

アイカツカードにおける色ちがいは商品展開のおまけとして生まれ新しい遊びを提供し、同型ドレスも賛否両論な要素がありつつもアイカツカードのラインナップやゲームのステージを(コスト方面でも)支えてきました。今後、新筐体になっても恐らく変わらないとおもいますが引き続き楽しめますように!